生活習慣病が減らへんのは何で?【健康マイスター通信】

医療の進歩がどれだけ人々の健康を作り出したのでしょうか。特定の疾患で大きな功績があったのは確かです。でも、医師の数の増加のカーブと医療費の増加のカーブがよく似た線を描く(科学的には相関が高いといいます。)、また医療が目覚しく進歩し、多くの治療法が開発されたのに、ガンなどの生活習慣病が増え続けているのはどうしてなのでしょうか。

生活習慣病の治療にクスリや手術が相応しいのでしょうか。考えさせられてしまいます。

特に、今世紀に入り,免疫機能や自律神経系や内分泌系に新たに焦点をあわせた自己治癒力の向上が注目されるようになってきました。

つまり、普段から免疫機能をあげておけば、病気にかかりにくいし、罹っても治りが早いということになります。

病気になるか、ならないかの差は、特に、食生活の影響や生活パターンが半分以上関っているということ、食物によって免疫力に大きな差が現れることがわかってきました。

 

生活習慣病に対する食の影響はどれくらい。

「身体を温めると病気が治る」というテーマの本が書店で多く見かけます。適度な正しい運動や、適温の入浴は気分が良くなるだけでなく、血流もリンパ液の流れもよくなり、老廃物の処理もスムーズになり、免疫機能も上がってくるのです。

ガンや糖尿病や循環器疾患やメンタル不全といった生活習慣病の1~2割は運動や入浴で防げるといっても過言ではないでしょう。食事の影響は7割ぐらい、ストレス改善や正しい睡眠や生活パターンほかで残りの1~2割と考えられそうです。

一部のガンではウイルスや細菌が原因とされているものがあります。肝ガンと肝炎ウイルス、胃ガンとヘリコバクター・ピロリ菌などがその代表です。然し、肝炎ウイルスにかかっても、ヘリコバクター・ピロリ菌があってもガンが発症しない人もいます。病気を遠ざけるには免疫機能を上げる生活をすることです。

 

相補代替医療という考え方。

クスリや手術や化学療法や物理的療法を中心とした西洋医療以外で、ガンやその他の生活習慣病が改善したという報告が多く現れているのは何で?

それは、食・運動・笑い・行動変容・心の持ち方など多種にわたった内容となっています。いずれにしろ、免疫力の改善、自律神経系の改善、内分泌系の改善です。具体的には、食事の改善、身体のバランス改善と筋力アップ、笑い、メンタル不全の改善などの、生活行動の改善につながるものです。

ガンや糖尿病や循環器疾患やメンタル不全などの生活習慣病の発症原因とそれに対抗する免疫能からみれば、それらの効果は歴然であるといえます。

 

免疫力を上げるということは。

自律神経と睡眠ということに眼を向けると、夜寝ているときは副交感神経優位となっています。副交感神経優位になると、消化吸収が盛んとなり、血液中のリンパ球をふやすだけでなく、腸内でも、「バイエル板」を刺激し、リンパ球が増えます。従って寝るべきときに寝るということが、免疫機能向上の第一歩なのです。

免疫機能は年齢とともに低下していきます。世の中は毒ばかり、強い免疫力のある若い世代ならまだしもも、ほっておくと、40歳代を境に大きく免疫力や体力が落ちてきますので、それを補うための食や運動などを含めた解毒能力というか抗酸化能力というか、抗ストレス能力というか体力アップというかを獲得していくことが大切です。

体内温度が1℃下がると免疫力が30%下がります。より多くの熱発には筋肉を動かすことです。筋肉が衰えると血流とリンパ液の流れが悪くなり老廃物の処理が滞ります。血流が悪いと細胞への酸素の供給にも問題が発生します。つまり、血液の浄化にも筋肉を動かすことが必要なのです。

 

何をどれだけ食べたら。

現在のスーパーなどで売られている、ハウスや水耕栽培等で旬も関係なく作られたりしている野菜類は、昔の太陽の下で育った路地物野菜と比べると、栄養素、特にビタミン・ミネラルの割合が大きく変わってきています。

その上に、野菜は農薬等の化学薬品まみれ、牛や豚の餌は薬品まみれ、鶏や養殖魚などは、その上に抗生物質まみれにさえなってきています。

コメの胚芽には農薬や化学肥料が取り込まれているから、身体に悪いといわれていますが、コレこそ本末転倒です。口に入れるものに農薬や毒物をかけてしまったり、抗生物質を与えなければ病気になってしまう生産法が問題なのではないでしょうか。

食は身体をつくるものであるとの根本的なことを、忘れてしまい、安定的生産量が必要であるとか、生産時期を変えれば儲かるとか、収益一辺倒の考え方が現代病をひきおこしてきたのではないでしょうか。

 

生活習慣病は食原病と言われる一例。

江戸時代、江戸には「江戸わずらい」と呼ばれた病気があり、江戸特有の風土病として恐れられていました。ところが、田舎に戻ると治るという特異な病気でした。それは、今で言うと脚気という病気です。

原因は貧しい田舎では雑穀や玄米、江戸では白米を食べていたからと考えられています。江戸の人々は白米を主食にしていたため、玄米で食べればとれるビタミンB1などが摂れていなかったからと考えられています。

明治時代の軍隊でも、この病気がはやり、陸軍の軍医の責任者である森林太郎(鴎外)は細菌説をとったため効果がなく、海軍は栄養説をとり病気の改善がなされました。
脚気や壊血病や鳥目やくる病のように直接的でなくとも、食と病気の間には相関も逆相関も様々な事例があります。

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